鴨川市立国保病院Kamogawa Kokuho Municipal Hospital
千葉県鴨川市宮山233
設計 | 八木佐千子+忍足知彦/NASCA+partners |
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用途 | 病院(病床数70床) |
構造 | RC+S |
規模 | 地上3 |
敷地 | 11,778.08㎡ |
延床 | 5,112.15㎡ |
竣工 | 2021.2 |
受賞 | 2017年 鴨川市立国保病院建設設計プロポーザル 最優秀賞 |
-鴨川市から発信し、安房地域の明日をつくる-
住民・行政・専門家がともにつくるあたらしい公共病院
鴨川国保病院は戦後の無医村解消、健康増進のために開院され、長狭地域の人々の生活や暮らしを見守り続けてきました。自然環境に囲まれた長狭地域ですが、高齢化が深刻化しており、病気の患者のみならず、高齢者、交通弱者、生活困窮者など、介護や支援を要する市民へのサービスや情報を提供・交換し合う交流の場が求められています。鴨川市から与えられたのは以下の3つのテーマ。
1.災害時に市民を支える
2.これからの公的医療を推進する
3.街の活性化を支える
これらに応えるべくシンプルでわかりやすい病院計画とし、本病院を「ケアリングコミュニティ」の拠りところとなる空間を提案いたしました。なお、全個室の病棟とすることで今後の社会ニーズに対応し、プライマリーケアを中心とした地域医療と介護の連携のできる拠点となることを目指しています。
撮影 淺川 敏