氷見市芸術文化館Himi Arts Hall
富山県氷見市幸町31-9
設計 | 古谷誠章+NASCA |
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用途 | 集会場 |
構造 | RC+S |
規模 | 地上4 |
敷地 | 24,754.31㎡ |
延床 | 10,455.03㎡ |
竣工 | 2022.09 |
受賞 | 2019年 氷見市新文化施設設計プロポーザル 最優秀賞 |
設計中に、予測される豪雨浸水高0.5mが最大5mに変更されたため、ホールの主要機能をすべてピロティで持ち上げた。外観は周囲の緑や黒瓦の家並みに調和する色を、内部では氷見の朝日や海を思わせる色を計画した。ホールは音響性能に優れたシューボックス型とし、エアーキャスターによる移動式客席ワゴンを採用して、段床型からアリーナ型、完全な平土間まで、音楽、演劇、スポーツなど、バラエティに富んだイベントを可能にしている。ホール両側にマルチスペースとロビーを配置し、界壁を全開してホール領域を拡張、さらに大階段を介して青空広場にまで連続可能である。市民が日常的に滞在し、主役となって活用する、市民が文化を創造する次世代の多目的ホールとなっている。
撮影 淺川 敏